いよいよ今年2013年にC型肝炎の第二世代のプロテアーゼ阻害薬であるシメプレビル(TMC-435)が認可されます。

シメプレビルは先行発売されたテラプレビルと同じ作用です。つまりC型肝炎ウィルスのNS3Aと呼ばれる部分のプロテアーゼを阻害する薬です。しかしながらその両者の違いはシメプレビルの優れた抗ウイルス効果にあります。この薬単独での使用ではなく、従来からある飲み薬のリバビリンと週1回の注射剤であるペグインターフェロンを併用します。

この新しい治療方法で、従来治療効果が高くなかったgenotype 1b、高ウイルス量の症例においても、ウィルス陰性化率(SVR率)が90%近くあるとされています。

更に、この薬はテラプレビルと比べると、副作用の少なさにも特徴があります。大きな病院に入院し厳重な管理下で治療を強いられずに、週1回のペグインターフェロンの注射及び内服薬の服用でC型肝炎が治る効果がかなり期待できます。外来管理で十分に対応できる、より安全な薬理作用なのです。

お忙しい皆様は週1回の通院、週末日曜日も対応している当院へお問い合わせ下さい。

二子玉川メディカルクリニック